我が家では、小学校4年生の頃より、毎月のおこづかいを父親である私が渡しています。
父親が渡すメリットとして…、
我が家の場合は、私がPTAの会長をしていることから家内よりも学校のことには詳しいことから、結構子どもの様子は理解していますし、もちろん子どもと会話もしておりますが、 そうは言っても、仕事で出ることが多い私としては、どうしても日中の子どもの様子は仲々分からないことが多いのが実情です。 我が家でもこうですから、 殆どのご家庭の父親は、子どもさんのことって、かなり分からない事が多いのではないでしょうか? そこで、どうしても子どもさんとの会話が少ないことを、 この、 おこづかいを父親が渡すということで、「そこに会話が生まれるのです。」 しかも、おこづかいの額を決めたりすることで、当然奥様との会話が必要になってきますので、 夫婦間の会話も自然と発生し、
なおかつ、子どもの日常のことをも夫婦が互いに話し合いが出来ることからも、奥様が「わたしばっかり…」と思う気持ちが和らぐことにつながります。 当然ながら夫婦間の関係も良い好循環となることが期待できます。 夫婦が会話をすることで、夫婦の夫婦としての良好な関係は、家庭に笑顔をつくり、笑顔がある家庭は子どもも笑顔になるはずです。 おこづかいは、「給料制」にしています。 基本手当○○○円があり、お手伝い手当、勉強手当、生活態度手当、そして特別手当とあり、きちんと給与明細のように「おこづかい明細書」を記載して渡しています。 子どもが特別手当などが付くことで「頑張れば増えるんだ」という気持ちを養っています。つまり、大人の世界で言う「出来高報酬」のようなものですね。 反面、マイナスも当然ながら付けます。今月は「生活態度が悪い」ということでマイナス100円といった感じです。 努力しなければ…しなければいけないことをしなかったら、当然マイナスもあるんだということで、世の中は厳しいんだよということも教えているのです。 毎月、「おこづかい収支表(おこづかい帳)」を付けさせます。 ただ、おこづかいを渡すだけではいけません。毎月の、「入ったお金、出たお金」を、きちんと書くことで本人に「使いすぎてしまった」とか、 「我慢しなければ蓄えが減ってしまう」ということを養っていきます。 おこづかい収支表(おこづかい帳)を提出することを条件に翌月のおこづかいを支給します。 翌月のおこづかいを渡すにあたり、前月の収支表を提出させることを条件にすることで、きちんと記入を「し続ける」という習慣を憶えさせます。 しかも、それを私が見ることで、収支のチェック機能が働きます。 つまり、大人の世界で言う、営業報告書みたいなもので、社長がチェックをしているようなものですね(笑) このようなことを子どものうちから出来る範囲で、少しずつ教えていくことが大切なのです。 |
思わぬ効用。 |
このように、毎月のおこづかいを欲しいと言われるままに買い与えるのではなく、
きちんと決まった額を渡し自覚させることを行った結果、
それまで、私も「娘かわいさ」についつい買っていたお土産などを買わなくなりましたし、買って欲しいと言われても、「自分のおこづかいで買いなさい」とはっきり言えるようになります。
お母さんだと言える一言が、「父親と娘」の関係など、「ついつい」がありますので、お父さんにも良い結果につながるでしょう。 |
おこづかいの額はいくら? |
一般的に、毎月のおこづかい額は、 小学校6年生で、1日50円×日数=1500円程度ではないでしょうか。
ズバリ、正解はありません。 子どもさんの将来のことを考え、お金のありがたさ、親のありがたさを養うことが大切ですので、 ○○ちゃん家はいくらだとか、よその家と比較する必要は全くありません。
ご自分のお宅の家計で許せる範囲で、しかも子どもさんに過度に贅沢にならない程度で決めればいいのです。 よそはよそ!うちはうち!でいいのです。
赤松家では、5年生当時の1年間は基本給500円+各種手当でしたが、平均すると800円程度でした。 むしろ少ない方です。
6年生になり、本人の自覚と努力、そして何といっても「やる気」を引き出す目的で、基本給を1000円にしました。 通知表も大変よく、学習の成果も1年間で大変向上しましたので、
特別手当を付け、1500円のおこづかい(給料)を初月の4月度に支給しましたが、 本人の喜び様と、やる気は、丁度「春休み」でぼ〜っと遊びがちな時期にマッチし、生活に多少の緊張感も出たようです。
このように、1500円でも1日50円です。しかもマイナス分が当然出てくる^^;ので、平均すると、おそらく1200〜1300円程度でしょうから、それでも少ない方かもしれません。 人は、あればあるだけ使い、逆に、少なければあるだけのお金で生活するものです。 子どもも同じで、過度におこづかいをあげると、その分だけ使ってしまいます。 きっと5000円渡せば5000円使ってしまうものです。1000円なら1000円でやりくりするんです。
子どものうちは、「計画的に」使うことを学ぶことが大切なんです。 |
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熊本おこづかい会議
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参画しております「消費者教育NPO法人お金の学校くまもと」企画のもと、熊本県と県金融広報委員会が主催して、去る平成17年2月20日(日曜)に、第1回が鶴屋東館県民交流館パレアホール9F会議室1・2で行われました。 父親としてプロのFPとして「我が家ではこうやっている」という講演とツールの展示を行ってきました。
(12月にも第2回熊本おこづかい会議開催)
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おこづかい会議の掲載記事 |
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FP赤松家の「おこづかい袋」「明細書」「収支表」 |
これが好評でワザワザカメラ持参で来られ写真に撮影して帰られる方が何人もおられました。 |
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給与袋(おこづかい袋) |
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給与(おこづかい)明細書 |
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給与(おこづかい)明細書 |
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おこづかい収支表(おこづかい帳) |
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