65人に1人が体外受精で誕生…だそうです(気になるニュースでした)
新生児65人のうち1人は体外受精児-。精子と卵子を体外で受精させて子宮へ戻す「体外受精」によって国内で生まれた子供が、2003年の1年間で過去最高の1万7400人に達したことが、日本産科婦人科学会(武谷雄二理事長)の調査で13日明らかになったそうです。

調査したのは、同学会に体外受精の実施登録施設として届け出ている590施設で、それによると、2003年の体外受精による出生児数は1万7400人と、前年より2177人増加した。全出生数(112万3610人)に占める割合は1・5%で、この年に生まれた65人の赤ちゃんのうち1人が体外受精児になる計算ということだそうです。

世界初の体外受精児は1978年に英国で誕生し、国内では1983年に東北大が成功したそうで、以来、体外受精は年々増え続け、同学会が
調査を姶めた86年以来の累積出生数は計11万7589人となったそうです。

調査を担当した久保春海・東邦大教授(産婦人科)は、「治療1回あたりの妊娠率はそれほど向上しておらず、不妊患者の数が増えた結果だろう。安全に妊娠・出産できる年齢限界は35歳以下ということを認識してほしいと述べ、体外受精件数を引き上げている高齢出産の増加に警鐘を鳴らしているそうです。

なるほどぅ。高齢になればなるほど妊娠・分娩しにくくなるんですなぁ。
不妊治療は、北九州市にあるセントマザー産婦人科が全国的に有名ですが、不妊治療には全く「健康保険」が効きません。高額だからという理由があるのかもしれませんが、少子化対策に、健康保険を効かせるようにすればいいのに…